2005年06月23日

ふくろう/新藤兼人

 東北の山奥、不毛の開拓村に灯り、潰えた「希望」。その果てに最後の住人、餓死寸前の母子が打って出る大博打(常識外の)。
 したたかな女たちに手玉に取られていく男たちの愚かさと滑稽さ、彼らの向こうに強烈なアイロニーで投影される「国」や「権威」もまた理不尽で空虚なものなのだった。

 大竹しのぶが個性爆発で好演。満州からの引き上げに始まる悲惨な物語に浮かべるシリアスな表情と、荒唐無稽な犯罪を無感情に実行する突き抜けた佇まいの対照が印象的。そうそう、娘役の伊藤歩、オールヌード披露してます(タナカくん向け情報)。
 それにしてもメガホンを握った巨匠はすでに90歳超のはず。「うなぎ」といい、「ふくろう」といい、枯れないなぁ。
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posted by k at 07:18| Comment(1) | TrackBack(0) | books&movies | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメント、あざーす!
でも、ちょっとショックです…。
あまり(他)人には見せたくない…。
(オレの女でもないけど…)
Posted by 昨日、金八の最終回で号泣したタナカ at 2005年06月23日 15:42
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